以前、会社の人や友人に「なんか顔色わるいよ?大丈夫?」「具合わるい?」そんな風に言われて、最近お疲れ気味の体調を心配してくれているんだと思っていた私ですが、遠慮のない家族からは、母:「すごい疲れた顔してるよ」弟:「ちょっと老けたんじゃない?」夫:「肌荒れてるけどどうしたの。」などなど。
自分でまじまじと鏡を見ると、具合が悪そうに見えた顔色は、結局のところ、ただ不健康にくすんで疲れが滲み、余裕の無さからスキンケアを怠ったあげく肌荒れしているアラサー女の顔であったということでした。(泣)
ハッとして、ここ数カ月の生活を振り返り、くすみの原因と対処法を調べ実行した結果、何とか決定的な打撃にならずに回復することができました。そこで、今回はくすみの原因と改善・予防法についてお伝えいたします。
そもそもくすみってどんな状態?
CMや化粧品の紹介などにも、「くすみ」という言葉はよく使われますが、くすみとはそもそもどのようなもので、どのような状態なのでしょう。くすみの意味を調べたところ、国語的な意味は、【 黒ずんだ色の出ること。】でした。
肌のくすみという意味では、【 肌に透明感がなく明るさやつやが感じられない肌状態のこと。】ということです。まさしく、その時の私の顔には透明感のかけらもなく、さらに乾燥などによる肌荒れも加わって、10歳くらい老けて見えていたかも…。と思います。
原因は大きく分けて4つある
一口にくすみといっても、その原因はいくつかあり、原因の違いによって改善へのアプローチ方法も違います。まずは自分のくすみの原因が何かをチェックしてみましょう。
原因その1:血行不良
冷えや、疲れ、睡眠不足などから血行不良により、血色が悪くなり肌が暗く青白く見えるくすみとなります。血行不良になると、肌に十分な栄養がいかなくなります。さらに、リンパの流れも悪くなるため、老廃物が排出されず、肌のターンオーバーに影響を与えてしまいます。
原因その2:乾燥
お肌が乾燥すると、キメが乱れ肌がカサカサの状態になります。肌の凹凸が影を作り暗くくすんだ状態を作ります。また、足りない水分を保とうとする肌が角質層を厚くキープしようとするため、古い角質が剥がれない「角質肥厚」の状態となります。空気が乾燥しやすい秋~冬にかけて特に注意が必要ですが、近年は夏場のエアコンでの乾燥でもおこりやすいくすみ原因の1つです。
原因その3:メラニン
日焼けなどの紫外線による影響や、摩擦などの刺激によってメラニンが多くつくられたり、正常に排出されずに蓄積してしまうとくすみの原因となります。また、メラニンの蓄積が定着すると、決定的な打撃であるシミとなってしまう場合もあるのです。
原因その4:食生活の偏り
【糖化による黄ぐすみ】炭水化物や砂糖などに含まれる糖質を過剰に摂取することにより、糖質とタンパク質が結びつきコラーゲンやエラスチンを硬化させる物質となって体や皮膚の老化を促進させ、肌を黄色くくすませる原因となります。
【カルボニル化による黄ぐすみ】聞きなれない言葉ですが、これは脂肪の分解物とタンパク質(コラーゲン・エラスチンなど)が結びついて起こる現象のことです。このため、脂質の過剰摂取はお肌の黄ぐすみの原因にもなるのです。
その他の原因
上記の原因の他にも、喫煙や加齢、毛穴の汚れによる黒ずみなどがあげられます。
タバコは血管を収縮させ、酸素や栄養素の循環を妨げます。さらに、美肌に必要なビタミンCを大量に消費するため、体内の酸化を進めることとなります。
加齢によるお肌の老化は仕方ないことではありますが、女性ホルモンの減少や、ターンオーバーの期間が長くなること、肌の水分を保持する力が弱ることなどがくすみの原因となります。
毛穴の汚れは、メイクなどの汚れがしっかりとクレンジングできていないことや、皮脂の過剰分泌で起こります。毛穴に汚れが残っていると、皮脂と混ざって角栓となり毛穴の開きや肌の酸化を引き起こし、肌のくすみにつながります。
くすみの改善・予防方法
原因が分かったところで、大事なのはここからですよね。あなたのくすみの原因はなんでしたか?原因別に、改善方法を見ていきましょう。
血行不良タイプのくすみには
冷えや、疲れ、睡眠不足が原因のくすみに効果的なのはまず、「温める」ことです。体全体を冷やさないことも重要ですが、顔に集中した対策としては、ホットタオルなどで温める事や、マッサージをして循環を良くしてあげることが有効です。
また、軽い運動もとても効果的です。適度に汗をかくことで体を温め、老廃物出し、気分転換にもなります。また、運動の疲れは、充実した睡眠にもつながり、まさに一石二鳥も三鳥も!
乾燥タイプのくすみには
乾燥は、美肌の大敵。くすみだけでなくあらゆる肌トラブルにつながりかねないため、十分に気を付けたいですね。これにはまず何といっても保湿を中心としたスキンケアが重要です。また、汚れがきちんと落ちていないといくらいい化粧水や乳液を使っても、入っていかず効果が半減してしまいます。正しいクレンジング方法を見直してみるのもいいかもしれません。
正しいクレンジングをご紹介した記事はこちら→「シミ肌には、まず正しいクレンジング&洗顔を!」合わせてチェックしてみてくださいね。
これからの乾燥の季節には、セラミド配合などの保湿力の高い化粧水を使うのもいいでしょう。また、クリームや美容液などを乾燥の激しい部分につけてあげたり、時間がある時にはパックなどで集中ケアしてあげられると、潤いのあるキメの整った肌によみがえることができると思います。
メラニンによるくすみには
メラニンが増加・蓄積する理由は他の記事でも多くご紹介しているので、皆様ご存知だと思いますが、何しろ「紫外線対策」「摩擦・刺激をしない」これに尽きるといってもいいでしょう。夏場の紫外線対策は積極的にやっている人でも、秋~冬にかけては、ついつい忘れてしまうこともありませんか?
量や強さの違いはあれど、紫外線は1年中降り注いでいます。しっかりした日焼け止めではなくても、日焼け止め効果のある化粧下地や、乳液を使うなど工夫をして上手に紫外線対策をしてあげましょう。
また、摩擦や刺激によってもメラニンは生成され定着しやすくなってしまいます。洗顔時は優しい泡洗顔を心がけ、化粧水などのお手入れの時もごしごしと塗りこむような摩擦は禁物。やさしく押さえるようにしみこませることが大切です。
食生活の偏りタイプの黄ぐすみには
糖質過多、脂質過多の食生活をしている人はまず食生活の見直しが必要ですよね。一番わかりやすく、しかしじつは一番難しい事かもしれません。食事は一人ではなくお付き合いや家族との時間でもあり、自分だけ別の物を食べることが叶わないこともあります。
そんな時は、3食のなかで1食でも自分の健康のためになる食事をすることから始めませんか?甘いものをが好きで多くとりがちな人は、ご飯やパンなどの炭水化物を控えることで糖質を抑えることができますし、お酒を飲む人は、お酒の種類を変えるだけで糖質を減らすことも可能です。
揚げ物やお肉などの脂っこい食事が多い人は、同時に野菜を多くとることを意識したり食べる順番を意識することで、脂肪の吸収に働きかけることができます。野菜→お肉(タンパク質)→ごはん(炭水化物)の順番を意識してみてくださいね。
さらに、ムチンなどを含むネバネバ食材(納豆・おくら・メカブなどなど)や、海藻類などは糖化の予防にも効果的と言われています。
その他
タバコをやめる、ビタミンを多く含む食材を意識的に摂る、クレンジング方法を見直し毛穴のつまりを改善する、くすみをカバーするメイク下地としようするなど、くすみ予防やくすみ対策は身近に始められることもたくさんあります。
また、上記の原因の多くに共通して、ターンオーバーが乱れ剥がれるはずの古い角質が肌に残ってしまうという症状があります。そんな角質をスッキリ落とし、保湿成分や美白成分を肌へ届けるために、ピーリング効果のあるクレンジング剤を使うこともとても有効です。
週に1回~2回ほど通常の洗顔料からピーリング効果のある洗顔料に変えてあげるだけで、肌がふっくらと柔らかく、その後のスキンケアの効果もより実感しやすい肌に変化してくれることでしょう。
慢性的なくすみには注目の光治療でアプローチも!
体調もよく、食生活も、乾燥対策もやっているのに、なんだか肌がくすんで見える…。そんな方いませんか?実は私も最初に書いたくすみ体験とは別に、常日頃から透明感に欠ける自分の肌に悩んでいる一人です。
その理由は、小さいころから人よりも多いそばかすと、30代を過ぎて徐々に増えてきた細かく小さいシミが、顔全体に広がっていることが原因でした。くすみ対策は気を付けていても、既にできてしまった細かいシミやそばかすは、なかなかすぐに消すことは難しく、一つ一つは小さくても、顔全体に広がると肌のトーンを落としてしまう原因となります。
そんな肌をリセットしたいしたい方にお勧めなのが、注目の光治療「フォトシルクプラス」です!1つ1つのシミをピンポイントで消していくレーザー治療と違い、面で光を照射するフォトシルクプラスは、細かく広がったシミやそばかすに有効にアプローチし、明るく透明感のある肌へ導いてくれます。
さらに、肌の奥のコラーゲンにも働きかけハリやツヤのアップ、毛穴対策や・産毛の減少なども期待できるというお得な治療機です。コース設定がされているクリニックが多く、数回受けることで確かな効果を実感できる治療方法ですが、症状や肌質によっては1度の照射でも大きな違いを実感することができるほど画期的な光治療なのです。
今、最注目の光治療と言っても過言ではありません。慢性的なくすみでお悩みの方は一度チェックしてみてくださいね。こちらの記事→「話題の光治療フォトシルクプラス何がどういいの?」で、フォトシルクプラスの詳しい情報をご紹介しています。
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本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。もし、元気なのに周りの人から体調を心配されたり、化粧のりが悪く、朝起きても疲れが顔に残っているように感じたら、それは肌がくすんできた証拠かもしれません。原因を振り返り適切な対処をしてあげることで、くすみが「シミ肌」にまで悪化しないようにしてあげましょう。