シミレーザー治療は保険適用できる?

シミ取りレーザー治療に悩む理由の一つに「費用」があるのは事実です。健康保険適用になったらどんなにいいかなぁと思ってしまいますよね。しかし、実際は美容目的のシミ治療は保険適用外となり、それなりに高額なお金を払わなくてはいけないクリニックが多いのが現状です。

ところがシミの種類によっては保険適用で治療できるものもあるんです。今回はその保険適用されているシミやアザ、ほくろについてご紹介します。

保険適用されることがあるシミの種類


保険適用されるシミは、主に生まれつきのものや病気やケガでできたものが対象です。そのため、加齢や日焼けによってできたいわゆるシミには残念ながら適用されません。保険適用されるシミ・アザを代表するものとして次のものがあげられます。

太田母斑  異所性蒙古斑  扁平母斑
単純性血管腫  外傷性色素沈着(外傷性刺青)

このほかにも、手術や火傷などでできたシミや跡などの再建に関しては保険適用されるものがあります。

太田母斑

顔の片側や頬を中心に、目の周りやこめかみなどに現れる、青色・青紫色・茶褐色のアザです。日本人に多く、特に女性の方が発症しやすいと言われます。

異所性蒙古斑

通常、赤ちゃんや子どものお尻周辺にだけにある蒙古斑がそれ以外の部分に出現します。それが成長しても消えていかないと治療対象となります。

扁平母斑

生まれつきの先天性と後天性の2種類があります、大きさや形、色はさまざまですが、膨らみのあるホクロのような凹凸はなく名前の通り扁平なのが特徴です。全身にわたっていろいろなところにできるので、顔などの目立つ部分に発症することもあります。

単純性血管腫

生まれつきある色むらがない、境界線のはっきりした赤アザで、別名「ポートワイン母斑」とも呼ばれます。大きさも濃さも乳児期には変化しないのが特徴ですが、大人になると盛り上がってくることがあり、外見に悩まされるケースもあるようです。

外傷性色素沈着(外傷性刺青)

ケガをした時に患部に入ってしまった汚れや異物が取り切れないまま残り色素沈着を起こしてしまうシミです。例えば、鉛筆やシャーペンのしを誤って刺してしまった所がいつになっても黒く残ってしまっている…などがこれに当たります。小さい傷は目立たないかもしれませんが、擦り傷などのおおきな傷がこの色素沈着をおこすと目立つ場合もあります。

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これらのシミに関しても、ケースによっては保険適用されない場合もあるようですが、生活に支障がでたり病気の可能性があるアザは保険適用でレーザー治療を受けることができることが多いようです。また、これと同様にほくろの除去に関しても、悪性腫瘍の疑いが見られる場合などは保険適用で除去することができます。盛り上がったほくろなどは、男性が髭剃りの度に引っかかり出血してしまうなどの生活の支障などがあれば保険で除去してもらえそうですよね。

保険適用に関しては各施設の医師の判断で決定している部分が大きいようで、「ニキビ跡の炎症性色素沈着を保険適用で治療できた。」などの声もある一方、同じ症状でも保険適用はできないとしているクリニックもあり、ここのクリニックは保険適用でやってくれるなどと紹介することは難しい状況です。

保険適用で治療するメリットデメリット


全てのシミを保険で治療できれば金銭的にはこんなに嬉しいことはありません。しかし現状ではそれは難しく、さらに、私が調べた限りでは保険診療を受けるメリットがある一方、デメリットもあると感じたのが正直な感想です。

メリットとしては何と言っても金額です。保険適用されないシミの治療に比べ、3割の金額で受けることができる保険診療は、数千円で通うことができ、内服薬を処方されたとしてもそれも保険診療の金額です。

しかし、デメリットとしてあげたいことは、レーザーの機械です。実は、保険適用されるためのレーザー治療機は厚生労働省が認可している治療機である必要があり、現在市場に出ている治療機のほんの一部にすぎません。そのため、美容皮膚科の分野では日々最先端の治療機が実用化されている中で、それを選ぶことができないのは少しもったいない気もします。

また、先ほど金額的には大幅に違うと言いましたが、それは比較的広範囲にレーザーを当てる必要のあるシミに対しては確実にそうですが、シミの種類によっては自由診療のクリニックが競争して設定した金額の方が安価な場合もあるのです。

完全自由診療のクリニックでも施設によっては、キャンペーンなどにより〇〇cm以下のシミは1個5千円以下で除去してくれるなどもあるほどです。範囲やシミの形状によって、保険診療と自由診療の両方を検討したうえで最善の方法を選びたいですね。

まとめ


保険適用されるシミには種類や範囲など様々な基準がありますが、それを判断するのはクリニックの医師です。したがって、保険適用されるシミではないと自分で判断していても実は保険で受けられるシミだったり、逆もしかりなのです。大切なことはレーザー治療を検討するシミはしっかりとした知識のあるクリニックでその性質や状況を判断してもらうことだと思います。

昔からのシミや、突然現れたシミに悩んでいる方は、ぜひ勇気を出してカウンセリングを受けてみてはいかがですか?保険適用される施術と、自由診療の施術の両者を比べて、自分にあった方法で納得のいく治療を受けられるといいですね。

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