ニキビ痕の凸凹・赤みはレーザー治療が効果的

キラキラした青春時代、ピチピチの心とは裏腹にニキビ肌で悩まされていたという方は少なくないのでは。男女に関係なく、思春期のニキビは人目が気になる年ごろにとても大きな悩みの一つだったことでしょう。そして時が経ち、いつの間にかニキビ肌は落ち着いたものの、肌に残ったニキビ痕に未だ悩まされている方もいらっしゃいます。

また、それだけでなく思春期にはさほどできなかったニキビが、大人になってから厄介な大人ニキビとして頻発するようになったという方もいます。実は私も大人ニキビの常連です。食生活や生活リズムが乱れるとすぐに出現するニキビ。せめて上手に付き合える(?)ように、「大人ニキビ君」などとかわいく呼んでみますが、実際は、まことに憎たらしい存在ですよね(苦笑)

私は気になって触ってしまったり、つい潰してしまったり…。美肌を目指す皆さんは絶対にやってはいけません!!結果、何個か色素沈着をおこし、シミになってしまった箇所が存在することを告白します…。20代前半までは、多少触ってしまっても、後に残らずきれいになっていたニキビ君ですが、30代を過ぎると治りも遅く、痕が消えるのもかなりの時間を要するようになってしまいました…。

そこで、今回はニキビ痕の改善治療として、近年注目を集めているレーザー治療についてご紹介します。ニキビのタイプ別による治療方法や、痛み、費用など気になるところを調べてみました。

タイプ別ニキビ痕の違い


一言でニキビ痕と言っても、実は様々なタイプがあります。自分のニキビ跡がどのタイプか確認してみてくださいね。

赤みタイプ

ニキビができて数か月以内のものは、まだ炎症が残って赤みが引いていない状態です。ただし、1年以上経過しても赤みが消えない場合は、表皮や真皮の層がダメージを受け薄くなり、皮膚の下にある筋肉や血管が透けて見えている状態になっています。

色素沈着タイプ

ニキビ跡がシミのような色素沈着をおこすのにはヘモグロビンとメラニンの影響です。私のように、ニキビが炎症している最中に、触ったり潰してしまったりと刺激を受けると、ニキビ自体が治った後も色素沈着をおこす場合あります。紫外線によるシミかと思っていたら、実はニキビ痕だったと言うこともありそうです。

凸凹クレータータイプ

ニキビができやすかった方の多くが悩まされるのがこの凹凸のあるクレータータイプのニキビ痕ではないでしょうか。ニキビが繰り返し発生し、軽度の赤ニキビから化膿したニキビへと進行した結果、傷が深くなり真皮組織を壊したことでできます。炎症が沈静する過程で、真皮が修復できたところとできなかったところが生じて、肌が凸凹になってしまった状態がクレーターです。

また、色素沈着タイプ同様に爪でつぶすなどの刺激や、間違ったスキンケアで真皮層を傷つけてしまうことも、クレータタイプのニキビ痕を作ってしまうことにつながることがあります。

しこりタイプ

ニキビによる化膿が皮膚の深くにまで達してしまい皮膚の異常再生が起こると、しこりのような痕になる場合があります。触っても痛みを感じることはありませんが、クレータタイプ同様に、肌の滑らかさが悪くなるため気になるニキビ痕となりそうです。

この他にも、同じ場所に何度もニキビができることで、傷が悪化し、ケロイド状の痕になってしまうなど、身近なニキビでも、悪化すると改善することが難しい痕になってしまうこともあるので、あなどることができません。

様々な光・レーザーによるニキビ痕の治療


ニキビ治療やニキビ痕の改善に用いられる治療機はニキビのタイプによって様々なものがあります。もちろん、レーザー治療だけでなく、ピーリングや内服薬といった治療法もあるため、自分の肌の状態をきちんと見極めてくれる医師のもとで、治療方針を決定する必要がありますが、ここでは、最新のレーザー治療機によるアプローチをいくつかご紹介します。

赤みタイプのニキビ跡に


ひどくなると、ファンデーションでも隠し切れないのが赤みタイプのニキビ痕です。赤みタイプのニキビ痕には光治療が有効なようです。

【ピュアアクネス】

光の波長が410~900nmのニキビ専用光治療器です。下記の5色の光を持ち、ニキビだけでなくニキビ跡の赤みの改善にも有効です。この他、コラーゲンを産生する作用もあります。照射時ニキビのある部分は多少の痛みを感じる方もいますが、冷却ジェルなどでクーリングしながら照射するため、肌への負担は最小限です。

・ 青色光 : アクネ桿菌を死滅させます
・ 緑色光 : 黒ニキビを軽減させます
・ 黄色光・橙色光 : 赤みを軽減させ、肌質を改善します
・ 赤色光 : 炎症を抑え、皮脂を軽減させます

また、ダウンタイムがなく、治療後すぐにメイクが可能です。価格は、全顔1万円前後で設定されています。数回の治療を重ねることで徐々に効果がでるため、範囲や症状の見極めが必要かもしれません。

【クリアタッチ】

2つの光の相乗効果+温熱効果でニキビ跡の赤みや炎症を抑える効果がある光治療機です。また、ホルモンやストレスが原因の大人ニキビの根本的な改善にも効果を表す治療機です。照射時はじんわりと暖かい感覚で、広範囲な治療が可能なため、顔だけでなく背中やデコルテなどの場所の治療も可能です。

ダウンタイムもなく、ピュアアクネスに比べ痛みもありません。マイルドなメラニン分解作用により美白効果や顔の産毛も軽減されます。価格の相場は、クリニックによって幅がある印象で、3000円程度~15000円前後です。

また、クリアタッチもピュアアクネス同様に複数回の治療で徐々に効果がでる施術です。クリニックによって、8回コースなどのコース価格も設定されている所もあるのでチェックが必要かもしれません。

凸凹クレータータイプのニキビ跡に


ターンオーバーがうまくいかず肌が硬い人や、炎症が起きやすい方に多くみられるニキビ痕です。私の周りでは、凹凸タイプのニキビ痕は男性に多く、また男性はメイクなどをする機会も少ないため、隠すことができず悩んでいらっしゃる方も多い印象です。そんな凹凸タイプのニキビ痕にはレーザー治療が効果的です。

【フラクセルレーザー】

フラクセルレーザーは、肌の修復ではなく「新しい肌へリセット」する治療機器です。肌表面にマイクロ単位の極小さな穴を開け、皮膚細胞の入れ替えを行う治療です。1回の照射で5~15%の皮膚を入れ替えることが可能です。1回の治療での効果が大きいので少ない回数で肌の違いを実感できることも特徴です。

ニキビ痕だけでなく、シワやたるみなどのアンチエイジング治療としても使用されているレーザー治療器で、皮膚の保護機能を傷つけることなく肌を生まれ変わらせることができる画期的治療機の一つです。

施術中は多少、熱による痛みがあるため、表面麻酔などをしてくれるクリニックがほとんどです。また、照射後は少し日焼けをした時のようなほてり感が出るためクーリングタイムが設けてあります。ダウンタイムは3日~1週間ほどで、3日間ほど赤みが残る方もいらっしゃるようです。施術後は日焼けに十分注意し、洗顔なども過度な刺激にならないようにする必要があります。

気になる価格設定は、全顔30,000円~80,000円程度とクリニックによって幅があり、少し高額な印象です。しかし、その分効果は感じやすく、それぞれのクリニックが掲載している施術前後のモニター写真などを確認すると、目を見張るものがあります。ニキビ痕に限らずこのフラクセルレーザーを受ける人は多いため、効果には定評がある治療と言えそうです。

【ヤグレーザーピーリング】

レーザーの拡散作用により古い角質をピーリングします。同時に、レーザーの熱エネルギーでコラーゲンを増殖し、ニキビ跡による凹みを滑らかにします。また、毛穴の引き締めやリフトアップ効果も得られます。凹凸タイプのニキビ痕だけでなく、赤みタイプのニキビ痕にも効果的で、赤ら顔の治療などにも使用される治療器です。

照射時の痛みはなくあたたかい感覚で、肌へのダメージが非常に少ないため、ダウンタイムもほとんどなく治療直後から化粧が可能です。価格は、顔全体で1回20,000円~60,000円程度で少々お高めですが、ダウンタイムなく治療ができるのは嬉しいですね。

色素沈着した茶色系ニキビ跡に

私のニキビ痕がまさにこのタイプです。シミほど輪郭がはっきりしているわけではないものの、ぼんやりと黒ずんでいつまでも消えない痕は、鏡を見るたびに、ニキビを触ってつぶしてしまった自分を反省する日々。なんとかしたいです。

【フォトシルクプラス】

フォトシルクプラスはシミへの効果も高いだけでなく、赤みのあるニキビ跡や色素沈着になってしまったニキビ跡にも効果的な光治療器です。また、表皮よりも深い真皮にまで働きかけることで、コラーゲンを増殖しハリやツヤ、キメの改善にも効果が期待できます。

フォトシルクプラスの効果については、こちらの記事→「話題の光治療フォトシルクプラス何がどういいの?」もチェックしてみてくださいね。

このように大きく分けると、色素に反応するレーザーや鎮静効果のある光源をもつ光治療は、赤みタイプや茶色タイプのニキビ痕に、コラーゲンの生成を促し、肌のターンオバーによってきれいな肌を再生させるようなタイプのレーザーは、凹凸タイプのニキビ痕に効果を発揮するようですね。

正直、金額的には決してお手頃価格とは言えませんが、長年赤みや凹凸で悩んでいた肌を改善できるなら、価値のある治療と言えるかもしれません。コース価格や初回価格など、クリニックによっても違いがあります。まずは、自分の気になる範囲やタイプでどのくらいの価格と時間がかかるのかを相談に行ってから決めることが大切です。

しこりタイプのニキビ痕に

何度もニキビをが再発することによって深く傷ついた皮膚が異常再生することでしこりとなってしまうことがあります。このしこりタイプの痕になる前に炎症があるニキビの段階で受診し治療することも大切です。

【炭酸ガスレーザー】
クリニックによっても違うかもしれませんが、炭酸ガスレーザーを使用した治療が有効なようです。しこりになったニキビ跡の治療は、自力で治すことが難しいく、症状によっては、切開手術やレーザー治療ではなく内服薬での治療を勧められる場合もあるようです。

炭酸ガスレーザーでの治療の場合、治療に痛みを伴うため、局所麻酔が使用されます。金額は、ニキビ治療だと20個で5,000円程度ですが、しこりニキビ痕の場合は、痕の大きさや範囲などによって変わるため、ニキビ治療の金額は目安とする程度がいいと思います。

また、しこりニキビは何度も同じところにニキビが発生し傷を作ってしまったことが原因なので、食事内容と生活リズムを見直しニキビをつくらない生活を心がけることがとても重要になってきます。しこりニキビ痕の近くにまた新たなニキビができてしまうと、新たなニキビ痕になりやすいというのも特徴です。


失敗しないために、クリニックは安心の症例実績数で選ぼう

私のおススメする「シロノクリニック」は15万以上の症例実績を誇り、レーザー機器・光治療機などの保有台数も135台以上(これは世界屈指の保有台数とのこと)を完備し、世界最大規模のレーザー治療専門クリニックです。

さらに、ニキビ痕治療で使われるフラクセルレーザーに関しては、症例数50,500を突破(2017.2月末現在)するほど。また、施術後のアフターケアにもこだわり、日常生活のアドバイスや、効果的なスキンケアグッズもそろっています。経験豊富で高い技術を持つ医師により、一人一人の肌質に合わせた最適で安心安全な治療にも定評があるので安心ですよね。

今なら、WEBからの申し込み限定で、初回無料カウンセリングが受けられますよ!

おわりに

食生活・運動・睡眠・正しいスキンケア・・・。このようにニキビをつくらない生活を心がけることが、一番の解決策ではありますが、できてしまったニキビ痕は毎日の悩みになってしまいます。長年悩んでいるニキビ痕があるなら、一度クリニックでの光・レーザー治療も検討してみるのもいいかもしれません。

今回紹介した治療方法の他にも、ケミカルピーリングなど薬剤による治療やラジオ波による治療など、クリニックによって様々なアプローチ方法があるようです。ぜひ自分にあったアプローチ方法を見つけてくださいね♪

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