フォトフェイシャルとフォトシルクプラスは何が違う？

前回、フォトシルクプラスについての記事を書きましたが、光治療には以前ご紹介した通りいくつかの治療機があり、得意分野が違います。しかし、中でも「フォトシルクプラス」と「フォトフェイシャル」という治療機は人気が高く扱っているクリニックも多くあります。

しかしこの二つ、名前も似ていて何がどう違うの？と思われる方もいますよね。実は私もその一人でした。そこで今回はこの人気治療機の違いについてご紹介いたします。

シミ肌には「フォトフェイシャル」と「フォトシルクプラス」どちらが効果的？

結論から言うと、軍配はズバリ。「フォトシルクプラス」に上がると言っていいでしょう。フォトシルクプラスは、フォトフェイシャルの進化版ともいうべき治療機です。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、IPL光治療機のパオイニアと呼ばれるルミナス社が開発した医療器で、IPLという光源を500～1,200nmの波長で肌へ照射し、表皮を刺激することにより肌のターンオーバーを促しシミ・そばかすをはじめ、くすみや赤ら顔などに効果を発揮すると言われています。そのほか、ハリやツヤの改善が期待できます。

フォトシルクプラス

一方、進化版と言ったフォトシルクプラスは、イタリアのDEKA社が作った治療機で、UPLという光源を500～950nmの波長で照射していきます。上記のシミ・そばかす、くすみなどの効果はもちろんのこと、表皮よりも深い真皮にまで働きかけるため、フォトフェイシャルよりもさらにハリやツヤ、キメの改善に効果が期待できます。さらに、メラニンに反応し、産毛の脱毛効果も期待できることから、現在大変な人気があります。

また、950nm以上の波長をカットしているため、水分への吸収を防ぎ火傷を起こすリスクが低く、フォトフェイシャルでは効果が出にくかった薄いシミにまで働きかけることができます。そのため、しみ肌対策として受けるのであれば、フォトフェイシャルよりもフォトシルクプラスの方が効果が出やすいと言えそうです。

金額的にも違う？

効果にこれだけの差があれば、当然料金にもそれなりに差が出そうですよね。パーツやコースによって料金設定が変わってきますが、全顔または頬+鼻などのパーツ設定でみると、フォトフェイシャルは通常料金で1万～3万円程度。フォトシルクプラスは2万～4万円程度と考えておいていいでしょう。やはり、効果に差があるということは金額にも差はありますね。

しかし、これはあくまでも通常料金です。クリニックによってキャンペーン価格が設定されていたり、また3回コース・5回コースなどとお得な料金設定をしている所、さらに、初回限定の料金を設定しているクリニックもあります。

しかし、どちらの施術に関しても通常料金が特別に安く設定されているようなクリニックは注意が必要でしょう。回数を多く受けさせるためや、リスク回避のために必要以上に出力を弱く設定していて、なかなか効果が感じられないなどとなっては意味がありません。

また、コース料金で申し込む場合も契約内容をしっかりと確認する必要があります。5回コースを半年以内に受けるなどの契約内容は、約1か月に1度のペースと考えればお得な感じがしますが、少し肌の調子が悪かったり、予定が合わずに通えない月があると損をすることになりかまねません。きちんと確認して納得した上で申し込むこと、私の目安としては1年くらいの施術期間を設定しているところが良心的な気がします。