シミ治療機の代表格、Qスイッチルビーレーザーとは

今回はシミ治療の代表格、Qスイッチルビーレーザーをご紹介します。このレーザー治療機は1990年に登場し、現在でも多くの皮膚科や美容クリニックの第一線で活躍している機械です。どんなシミに効果的に働き、使用後はどのような経過をたどるのか?などをチェックしてみてくださいね。

Qスイッチルビーレーザーとは

Qスイッチルビーレーザーは、強力なレーザーでさまざまなシミやアザを治療することができるシミ治療に特化した治療機器です。694nmの波長のレーザー光で、皮膚内部のメラニン色素を効果的に破壊しますが、ある特定の色素に反応し吸収される性質がるため周囲の正常な皮膚を傷つけることがありません。そのため、傷跡を残さずにメラニン色素のみを安全に治療することができる治療機です。

どんなシミに効果的?


さまざまなシミやアザを治療するQスイッチルビーレーザーですが、中でも紫外線由来のシミに明確な有効性が実証されています。他にも、そばかすやイボ、扁平母斑などにも使用されシミの大きさによって料金が設定されている所が多く、ピンポイントのシミ治療に最適と言えそうです。

料金の目安


クリニックによって、範囲の設定などは多少異なりますが、概ね直径5mm~6mm以内のシミで、1回5,000円~6,000円前後を設定しているクリニックが多い印象です。中には1mm単位で料金設定しているところもありますので、自分のシミの大きさによってどこのクリニックだとお得かどうかは変わってくるかもしれません。

治療の流れとその後


治療にかかる時間は、シミの大きさや範囲によって多少変わりますが、治療の流れは概ね以下の通りです。
カウンセリング → メイクを落とす → ※表面麻酔(麻酔が効くまでの時間:30~60分間)→ レーザー照射 → 保護テープを貼る(薬を塗る場合もあります)

(※ルビーレーザーは多少の痛みを伴います。照射箇所や範囲、また痛みに敏感な方は表面麻酔を進められる場合があります。その時間も含めて治療時間を把握しておいた方がいいでしょう)

治療後の経過としては、次の通りです。人によって多少違いますが、参考にしてください。

・照射後、照射部分が白っぽくなることがあります。(これがカサブタになるので心配はいりません)
・治療時に貼った保護テープは7日~10日ほどそのままにしておきます。(この間に取れてしまったら再度張り直しが必要です)
・カサブタが自然にはがれると、ピンク色の肌ができています。
・その後、紫外線に充分注意して過ごすと、1~3か月ほどで赤みも消えきれいな肌になります。

肝斑・日焼け・刺激には注意して!


Qスイッチルビーレーザーを受けるにあたって、必ず注意していただきたいこと。それは、受けるシミの種類です。さまざまなシミに効果的なQスイッチルビーレーザーですが、「肝斑」には不向きです。万が一肝斑に照射してしまうと、シミが消えるどころか逆に濃く悪化してしまいます。

そのため、このレーザー治療機でのシミ治療を受ける際には、自分のシミが肝斑か紫外線によるものなのかを的確に判断できるクリニックで治療をしてもらうことをオススメします。

また、Qスイッチルビーレーザーに限ったことではありませんが、施術後の紫外線対策は必ず行い、日焼けなどすることが無いように注意が必要です。レーザー治療後の肌は、紫外線や刺激に敏感になっていますので、洗顔や基礎化粧時のこすり過ぎ塗りこみすぎなどには気を付けてください。

まとめ

Qスイッチルビーレーザーは、レーザー治療機の中でも、比較的初期の頃から使用されていますが、その効果と安全性で多くのクリニックから支持されている治療機ともいえるでしょう。現在は、ルビーレーザーの中にもバージョンや、スペックの違いもあり、より効率的により安全に改良が加えられているようです。

気になるクリニックで、どのタイプのルビーレーザーが使用されているかを確認してみるのもいいかもしれません。

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